
身の危険を感じるような嵐が来襲した際に,大都市の全市民を避難させることはほぼ不可能だ。洪水が頻繁に起こる米ヒューストンで,近々新しいリスクマップの実地テストが始まる。特徴は街区ごとにリスクを評価するという,スケールの細かさだ。このリスクマップは,避難が本当に必要な人々を特定し,彼らの避難経路の選択に役立つだろう。
著者
Leonardo Dueñas-Osorio / Devika Subramanian / Robert M. Stein
ドゥエナス=オソリオはライス大学の土木・環境工学者。スブラマニアンは同大学のコンピューター科学者。スタインは同大学の政治学者。
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「異常気象に強い都市」,J. A. ケアリー,2012年4月号。
原題名
This Way Out(SCIENTIFIC AMERICAN October 2018)