
騒がしい地上から夜空を見上げると星の世界は非常に静かで冷たいように見えるが,宇宙の彼方では私たちの想像を絶する激しい現象が起きている。巨大ブラックホールから噴出するジェットや星の大爆発が代表例だ。超高エネルギーの天体現象はこれまで光(電磁波)の観測に頼っていたが,近年,注目されているのは素粒子ニュートリノ。飛来するニュートリノを観測することで,そうした激動的な現象をより深く理解でき,天文学の長年の謎が解けたり,宇宙の歴史や進化を解明する新たな手がかりが得られたりする。つい最近,大ニュースとなった南極点にあるニュートリノ観測施設「アイスキューブ」での成果と日本にある「スーパーカミオカンデ」で進む新プロジェクトを詳しく紹介する。
アイスキューブが捉えた巨大ブラックホールの活動 中島林彦 協力:吉田 滋
スーパーカミオカンデで探る宇宙の進化 中島林彦 協力:中畑雅行
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