
草津白根山の1月の噴火は予想外の時期に意外な場所で起き,火口近くにいた訓練中の自衛隊員とスキー客に死傷者が出た。この不意打ち噴火に火山学者は驚いたが,ここ数年の火山性地震や噴気活動の推移を注意深く調べると今回の噴火がどのようにして起きたのか推定できる。御嶽山など他の火山でも同様のメカニズムで噴火が起きている可能性がある。
著者
中島林彦 / 協力:大場 武
中島は日本経済新聞記者。大場は東海大学理学部教授。専門は火山化学と地球化学で,火山性ガスと火山活動との関係に興味がある。
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