
系外惑星の探索で多大な成果を上げた米国の探査機ケプラーが間もなく運用を終え,新たに複数の探査機が近く稼働する。 1つはトランジット系外惑星探索衛星TESSで4月に打ち上げられ,6月に観測軌道に乗る。もう1つは系外惑星の特徴を調べるCHEOPSで年内の打ち上げ予定だ。いずれも惑星が親星の手前を横切るトランジットの兆候を探す。これによってさらに多くの系外惑星が見つかる見通しだ。地球以外にも生命が存在しうる天体があるのか,そこに実際に生命が存在するのか,答えを出すのに寄与するだろう。
著者
Joshua N. Winn
プリンストン大学の天体物理学者で,太陽系外の惑星の形成と進化を研究している。NASAのケプラー探査機チームに加わったのに続き,現在はTESS計画に携わっている。
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「系外惑星の空」,M. D. レモニック,2013年11月号
原題名
Shadows of Other Words(SCIENTIFIC AMERICAN March 2018)
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トランジット/ケプラー宇宙望遠鏡,スーパーアース/ハビタブルゾーン/ドップラー偏移/トランジット系外惑星探索衛星TESS/赤色矮星