
国立天文台の三鷹キャンパスは年末年始を除く毎日,一般公開されているが,狙い目はよく晴れた週末。かつて天文台で毎日のように行われていた太陽観測を彷彿とさせる光景を目にすることができる。100年近く前からある大きな望遠鏡を用いて,白いパネルに太陽表面を拡大投影して黒点を観察する。太陽研究のいわば原風景で,戦前の昭和13年(1938年)から平成10年(1998年)まで,天文台の歴代の職員の手による膨大な枚数の太陽黒点のスケッチが残っている。
日経サイエンス 2017年5月号
国立天文台の三鷹キャンパスは年末年始を除く毎日,一般公開されているが,狙い目はよく晴れた週末。かつて天文台で毎日のように行われていた太陽観測を彷彿とさせる光景を目にすることができる。100年近く前からある大きな望遠鏡を用いて,白いパネルに太陽表面を拡大投影して黒点を観察する。太陽研究のいわば原風景で,戦前の昭和13年(1938年)から平成10年(1998年)まで,天文台の歴代の職員の手による膨大な枚数の太陽黒点のスケッチが残っている。