
「人工知能が人知を超える」「脳の神経接続をロボットにアップロードすることで一種の“不死”を達成できるようになる」──と確信する科学者もいれば,それは不可能と考える科学者もいる。いずれにせよ,そうした究極の事態が人類をどのように変えるかについて哲学者たちが議論を始めている。シンギュラリティ(技術的特異点)が訪れないとしても,人間の能力増強や改善によって同種の問題が浮上するだろう。
著者
Hillary Rosner
コロラド州を拠点に活動しているフリーランスのサイエンスライター。National Geographic誌やNew York Times紙,Wired誌などに執筆してきた。2010 年と2013年に「カブリ科学ジャーナリズム賞」を受賞。
原題名
All Too Human(SCIENTIFIC AMERICAN September 2016)
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シンギュラリティ/技術的特異点/ポストヒューマン/深層学習/コネクトーム/トランスヒューマニズム