日経サイエンス  2016年12月号

​特​集​:​シ​ン​・​ゴ​ジ​ラ​の​科​学

折り紙で解くシン・ゴジラ

中島林彦(編集部) 協力:三谷 純(筑波大学)

東京湾の羽田沖を漂流する不審なプレジャーボート。船内に人影はなく,船室のテーブル上に残されていたのは,「解析表」と呼ばれる,意味不明の図面が中に入った茶封筒……。『シン・ゴジラ』のこの冒頭シーンには,映画のクライマックスでの謎解きのカギが隠されている。ゴジラを封じる作戦の成否を握るのは解析表に秘められた情報だが,一体どうやって解読すればよいか? と,ここまで物語が進んだところで画面にクローズアップされるのは,茶封筒にともに船室のテーブルに残されていた折り鶴だった。折り紙研究で知られ,『シン・ゴジラ』に資料協力した筑波大学の三谷純教授に,解析表に込められたメッセージを推理してもらった。
 
 

著者

中島林彦 / 協力:三谷 純

中島は日経サイエンス編集長。三谷は筑波大学教授(大学院システム情報系情報工学域)。『シン・ゴジラ』に登場する蛇腹折りの折り紙で資料協力した。専門はCG(コンピューター・グラフィックス)とデジタルファブリケーション。2005年頃から折り紙に関心を持ち,折り紙の展開図を描くためのソフトなども作っている。折り紙のアートへの展開にも積極的で,折り紙作品の個展を開いたり,ファッションデザイナーの三宅一生氏のブランド「132 5.」の立ち上げに協力したりしている。

キーワードをGoogleで検索する

折り紙三谷純シン・ゴジラ