日経サイエンス  2016年9月号

クラゲの圧力遊泳術

J. フィッシュマン(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)

クラゲは四六時中,餌を探して水中を動き続けている。遊泳に費やすサイズあたりのエネルギーは海の生物のなかで最も少なく,効率的だ。いったいどのようにして? 米国の研究チームはクラゲの水槽に小さなビーズを浮遊させ,レーザー光で照らして撮影することで,クラゲの周囲の水流と圧力を調べた。クラゲは自分の周囲に圧力の高い領域と低い領域を作り出すことによって,この離れ業をやってのけている。

原題名

Swimmers Under Pressure(SCIENTIFIC AMERICAN May 2016)

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ミズクラゲ