日経サイエンス  2016年6月号

死をもたらす地下水 ヒ素汚染の恐怖

K. デイグル(環境ライター)

インドの多くの人々は飲料水を井戸水に頼っている。細菌で汚れた地表の水を避けるために掘られたものだが,地下深部にある天然のヒ素が溶け出し,人々の健康を害している。さらに,人口増に伴う水利用の急増によって地下帯水層の水流が変わり,以前はきれいだった井戸まで汚染が広がる事態となった。土壌の化学特性などから危険地域を予測する研究が進んでいるが,正確な地図の作製は難しい。


【関連動画】Arsenic Contaminates India’s Drinking Water [Video]


再録:別冊日経サイエンス253『世界の現場から 実践SDGs 格差・環境・食糧問題の現実解』

著者

Katy Daigle

ニューデリーに拠点を置く環境問題について執筆するライター。

原題名

Death in the Water(SCIENTIFIC AMERICAN January 2016)

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