
世界を大きく変える可能性を秘めた発見・発明が年ごとに出現する。2015年に注目された事例から10件を厳選し,近未来の社会に与えるインパクトを展望する。目の動きで機械を制御する技術,地上からマイクロ波を送って宇宙へ送り出すロケットなど,ユニークかつ実現性の期待できる考案ばかりだ。また,創刊170周年を迎えたSCIENTIFIC AMERICANの記事アーカイブから時代を画した記録を抽出し,1845年以降の科学技術の進展と人間生活の変化を描き出す。エジソンが蓄音機をSCIENTIFIC AMERICAN編集部に持ち込んで実演したのは1877年のこと。以来,エレクトロニクスからバイオテクノロジーまで大変革が繰り返し起きた。科学はさらなるイノベーションを生み出し続けるだろう。
未来を拓くイノベーション10 SCIENTIFIC AMERICAN 編集部
SCIENTIFIC AMERICANでたどる170年 D. L. ケブルズ/SCIENTIFIC AMERICAN 編集部
原題名
Inventing the World Changing Ideas 2015(SCIENTIFIC AMERICAN December 2015)