日経サイエンス  2015年12月号

緊急特集:ノーベル賞ダブル受賞!

ニュートリノの質量の発見(再録)

梶田隆章 戸塚洋二(ともに東京大学宇宙線研究所) E. カーンズ(ボストン大学)

神岡鉱山にある東京大学宇宙線研究所の実験施設スーパーカミオカンデが1996年に稼働,自然界のニュートリノを約2年間観測した結果,ニュートリノが質量を持つことで起こる「ニュートリノ振動」という現象が捉えられた。この画期的発見を解説した日経サイエンス1999年10月号の記事を一部改変して再録する。

 

 

※訂正とお詫び

本文17ページ中段27行目末「正」は「負」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。

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著者

梶田隆章(かじた・たかあき) / 戸塚洋二(とつか・ようじ) / Edward Kearns

3人はスーパーカミオカンデの国際研究グループの主要メンバー。梶田は東京大学教授で,カーンズはボストン大学教授,2人はスーパーカミオカンデによる陽子崩壊と大気ニュートリノの観測データ解析グループの共同リーダー。梶田は邦訳を監修した。(以上,初出掲載時)

原題名

Detecting Massive Neutrinos(SCIENTIFIC AMERICAN August 1999)

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