
日本経済新聞の科学技術担当記者と本誌編集部が選んだノーベル賞の有力10テーマを紹介する。テーマは大きく2タイプに分かれる。1つは私たちの世界観を覆すような自然界(宇宙や物質,生命)の現象の発見や,人類社会に大きな恩恵をもたらした技術開発や新物質の発見で,そのパイオニアがまだノーベル賞を受賞していないテーマ。パイオニアたちがどのようにして大発見やブレークスルーを成し遂げ,現在,いかなる展開を見せているのか紹介する。日本の研究者が中心的役割を果たしたテーマがいくつもある。もう1つは「これがわかったら(これができたら)確実にノーベル賞」というテーマ。これについては,その謎を解明すべき自然現象や,達成すべき技術目標がいかなるもので,現在,研究や開発がどんな段階にあるのか,日本の状況を中心に紹介する。
10テーマは次の通り。系外惑星の発見/「ベルの不等式」の破れ実証/ニュートリノ振動の発見/暗黒物質と暗黒エネルギー/人工光合成の実現,究極効率の太陽電池/リチウムイオン電池の実用化/細胞の健康守るオートファジー/ゲノム編集で遺伝子操作/4000万人の命を守るスタチン
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系外惑星/ベルの不等式/ニュートリノ振動/暗黒物質/暗黒エネルギー/人工光合成/太陽電池/リチウムイオン電池/オートファジー/ゲノム編集/スタチン