日経サイエンス  2015年11月号

特集:ノーベル賞 次のフロンティアは?

編集部

ノーベル賞の季節がやってきた。本誌はこの時期をとらえ,世界で注目されている研究フロンティアを紹介する特集を編んだ。第1部では世界的な業績を上げてノーベル賞を受賞した4人の研究者が,今どんなことに関心を持っているのか,どんな問題意識を抱いているのかをインタビュー形式でまとめた。第2部では日本経済新聞の科学技術担当記者が本誌編集部と協力,ノーベル賞に値する10の有力研究テーマを選んで,その現状を紹介する。日本の研究者がパイオニアとなっていたり,研究をリードしている分野も多い。

【第1部】

ノーベル賞受賞者に聞く注目分野

小林 誠/ニュートリノ実験に注目  吉川和輝

天野 浩/「あるべき姿」から研究を見直す  永田好生

根岸 英一/ CO2 から有用物合成目指す  安藤淳

利根川 進/脳機能の解明,新手法で光  久保田啓介

 

【第2部】

有力10テーマはこれだ! 

永田好生/中島林彦/西山彰彦/黒川卓/古田彩/西村絵

系外惑星の発見/「ベルの不等式」の破れ実証/ニュートリノ振動の発見/暗 黒物質と暗黒エネルギー/人工光合成の実現/究極効率の太陽電池/リチウム イオン電池の実用化/細胞の健康守るオートファジー/ゲノム編集で遺伝子操 作/ 4000 万人の命を守るスタチン

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