日経サイエンス  2015年9月号

アルツハイマー病予防への挑戦

G. スティックス(SCIENTIFIC AMERICAN 編集部)

脳細胞が破壊されて記憶力が次第に低下し,身体機能も衰えていくアルツハイマー病。根本的な治療薬がない難病として知られるが,希望の光が見えてきた。コロンビアの神経科医がほぼ確実に遺伝性のアルツハイマー病を発症する家族集団を発見した。革新的な臨床試験の対象として最適とされ,この家族たちは国際的な新薬開発計画に協力している。成功すれば,発症を予防する新薬が実現する可能性がある。

 

 

 

【スライドショー】Treating Alzheimer’s before It Happens
コロンビアで行われているアルツハイマー病の臨床試験に関する写真

原題名

Lifting the Curse of Alzheimer's(SCIENTIFIC AMERICAN May 2015)

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