
大学に進学して理工系分野を専攻する女性が増えているものの,世界の多くの国で女性は科学の職場でいまだに少数派だ。比較可能な数字はなかなかないが,例えば博士号(Ph. D.)の授与数に差が表れている。この図は全米科学財団(NSF)が収集したデータをもとに,56カ国・地域における博士レベルのジェンダー・ギャップを描いている。各国の状況は大きく異なるが,世界的傾向とは異なる興味深い例外がいくつか見て取れる。(編集部 訳)
原題名
Gender Gap(SCIENTIFIC AMERICAN October 2014)