日経サイエンス  2015年2月号

NSAを監視せよ ビッグデータを守るには

A. ペントランド(米マサチューセッツ工科大学)

今どきの情報当局は,盗聴や隠しマイクはもう使わない。米国家安全保障局(NSA)は,目をつけた人物だけを調べる旧来の手法に代え,世界中の人間の通信記録を蓄積・監視している。その結果,日々蓄積されている膨大な個人情報の山をどう管理すべきかという新たな問題が浮上した。NSAが一元的にすべての情報を管理する現在の仕組みは,外からの攻撃にも中からの漏洩にも弱い。適切な処方箋を考える。

 

 

再録:別冊日経サイエンス212「サイバーセキュリティー」

著者

Alex “Sandy” Pentland

マサチューセッツ工科大学ヒューマンダイナミクス研究所所長で,世界経済フォーラムのビッグデータおよび個人データに関するイニシアチブを率いている。近著に「Social Physics」(Penguin Press,2014年1月)がある。

原題名

Saving Big Data from Itself(SCIENTIFIC AMERICAN August 2014)

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