日経サイエンス  2015年1月号

特集:太陽系の起源に迫る

カイパーベルトから来た彗星 探査機が到達

M. D. レモニック(クライメート・セントラル)

カイパーベルトは海王星軌道の外側に広がる,数十億個の氷の小惑星が群れ集まる領域で,原始太陽系の構成物質がほとんどそのまま残っているとみられている。今,2つの探査機がカイパーベルトの謎に挑もうとしている。欧州の探査機ロゼッタはカイパーベルトを起源とするチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到達,着陸探査を行う。米国の探査機ニューホライズンズはカイパーベルト最大の天体である冥王星に向かう途中だ。両探査機によってカイパーベルト天体の研究が進めば,太陽系の起源の解明につながる重要な手がかりが得られるだろう。

 

 

【関連動画】ニューホライズンズとロゼッタについてのアニメーション

 

 

著者

Michael D. Lemonick

タイム誌で21年にわたって科学記者を務め,現在は非営利ニュースサイト「クライメート・セントラル」記者。近著は「Mirror Earth: The Search for Our Planet’s Twin」(Walker Books,2012年)。

原題名

Pluto and Beyond(SCIENTIFIC AMERICAN November 2014)

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