日経サイエンス  2015年1月号

特集 太陽系の起源に迫る

編集部

 太陽は誕生時,周囲にガスや塵からなる円盤が存在し,その中で塵が凝集して小石に,小石が岩に,そして岩が集まって微惑星が生まれ,最終的には大型の微惑星どうしが合体して惑星ができたとされる。惑星は微惑星が衝突・合体する過程で加熱され,物質がいったん溶融したため,原始太陽系の情報が失われた。一方,そうした変成を受けていない大小の微惑星も残存し,小惑星帯とカイパーベルトを形成するようになったと考えられている。現在,欧州の探査機ロゼッタがカイパーベルト由来の彗星に到達,日本の「はやぶさ2」が小惑星の探査に旅立つ。こうした探査機の活躍によって,太陽系形成初期の実際の様子が明らかになりそうだ。生命の起源の謎を解く手がかりも得られると期待されている。

 
 

カイパーベルトから来た彗星 探査機が到達  M. D. レモニック

「はやぶさ2」 小惑星へ  中島林彦/協力:吉川真

サイト内の関連記事を読む

キーワードをGoogleで検索する

ロゼッタフィラエニューホライズンズはやぶさはやぶさ2チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星カイパーベルト1999 JU3小惑星帯小惑星短周期彗星長周期彗星C型S型オールトの雲