日経サイエンス  2014年12月号

特集:人類進化 【第1部 我々はどこから来たのか】

直系祖先は誰だ? 枝の多い系統樹

B. ウッド(ジョージ・ワシントン大学)

 我々の祖先は,アウストラロピテクス(猿人)からホモ・エレクトス(原人),そしてネアンデルタール人から現生人類へと一直線に進化していたと考えられていたが,この仮説は近年東アフリカで発見された化石などの証拠を前に,完全に崩れ去った。複数種の人類が同時に存在していた時期がこれまで何度もあった。そのうちのどれが我々の直系祖先にあたるのかを突き止めるにはなお時間がかかりそうだ。

 

 

再録:別冊日経サイエンス219 「人類への道 知と社会性の進化」

 

著者

Bernard Wood

ジョージ・ワシントン大学の古人類学者。もともとは医学を学んでいたが,学生時代の1968年にリーキー(Richard Leaky)のケニア北部での調査に参加したのをきっかけに,人類進化に関心を持つようになった。

原題名

Welcome to the Family(SCIENTIFIC AMERICAN September 2014)

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