日経サイエンス  2014年12月号

特集:人類進化 プロローグ

書き換えられた進化史

K. ウォン(SCIENTIFIC AMERICAN 編集部)

 近年の相次ぐ大発見によって人類進化に関する従来の描像は崩れ去った。新たに見つかった人類化石は,私たち人類の系統樹に新たな枝を付け加え,古気候のデータは,私たちの祖先が,ヒトをヒトたらしめている特徴を獲得した時代の気候を明らかにしつつある。霊長類研究は大型類人猿と私たちヒトを知能の面で区別しているものが何なのかを探り出しつつある。DNA解析は古代のヒト集団がどのように交流したか,そして私たち現生人類がどのように変化し続けているかを浮かび上がらせた。人類の出現からホモ・サピエンスがネアンデルタール人などの旧人類に勝利するまでの人類進化の物語のほぼあらゆる章が改訂を迫れられている。

著者

Kate Wong

SCIENTIFIC AMERICAN 編集部

原題名

Evolution Rewritten(SCIENTIFIC AMERICAN September 2014)

サイト内の関連記事を読む

キーワードをGoogleで検索する

ライジング・スターマラパセディバ猿人ネアンデルタール人ホモ・サピエンスホミニンジュラブ砂漠ホモ・フローレシエンシスグルジア・ドマニシデニソワ人