
サンゴ礁は熱帯雨林と並ぶ生物多様性のホットスポットで,サンゴと褐虫藻という単細胞藻類の共生関係がサンゴ礁の生態系の基盤となっている。サンゴと褐虫藻,両方のゲノムがいずれも世界で初めて沖縄科学技術大学院大学(OIST)で解読され,その共生関係を分子レベルで詳しく解明する道が開けた。地球温暖化などの影響で危機的な状況にあるサンゴ礁を保全するための新たな手がかり,新たな発想がゲノム研究から得られると期待されている。
著者
中島林彦
中島は日経サイエンス編集長。
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