日経サイエンス  2014年3月号

一石二鳥 メタンを掘ってCO₂を埋める

S. L. ブライアント

火力発電所などから出る二酸化炭素(CO₂)を地下に貯蔵するには莫大な費用がかかる。そこで著者らが提案するのが,メタンを含む高温塩水を地中から汲みあげ,熱とメタンを取り出し,CO₂ を溶かし込んで地下に戻す手法だ。エネルギー回収との組み合わせでコストが下げられる。メキシコ湾岸の地下に眠る塩水層を活用すれば,米国のCO₂排出量の1/6を地底に埋め,天然ガス需要の1/6をまかなえる計算だ。

著者

テキサス大学オースティン校

テキサス大学オースティン校石油・地球システム学教授。同大学の地下エネルギー・フロンティアセンターの所長を務めるとともに,産業界が支援する研究プログラムを運営しており,そのどちらも二酸化炭素の地中貯留に的を絞っている。

原題名

The One-Stop Carbon Solution(SCIENTIFIC AMERICAN November 2013)

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塩水層シェールガス地下貯留