
数十年間,一般大衆はサブリミナル広告を洗脳と同種のものとみなして恐れてきた。科学者たちは概ね,サブリミナル広告を根拠のないものとみなしてきたが、最近の研究結果によると,スクリーンやコンピューターのモニター上に明滅するサブリミナルなメッセージが私たちの決断に影響を及ぼす場合がある。ただし、それは特定の欲求があるために説得を受け入れやすい場合に限られるようだ。
著者
Wolfgang Stroebe
オランダのユトレヒト大学とフローニンゲン大学の社会心理学教授。
原題名
The Subtle Power of Hidden Messages(SCIENTIFIC AMERICAN MIND May/June 2012)