日経サイエンス  2013年12月号

特集:食欲

どっちで太る? カロリーか炭水化物か

 【第一部ダイエット】生理学

G. トーベス(栄養科学イニシアチブ)

 なぜ人は太るのだろう? 消費する以上のカロリーを取りすぎるからだとする説と,炭水化物の多い食事を取るため脂肪を蓄積させるホルモン(インスリン)の濃度が高まるからだとする説がある。現在,広く受け入れられているのは前者だが,科学的にきちんと調べられたことはこれまでない。そこで著者らは栄養科学イニシアチブ(NusI)という非営利組織を立ち上げ,この2説を厳密に検証する対照試験を行うことにした。

 

 

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再録:別冊日経サイエンス205「食の探究」

著者

Gary Taubes

栄養科学イニシアチブの共同設立者でサイエンスライター。著書に『ヒトはなぜ太るのか? そして,どうすればいいか』(太田喜義訳,メディカルトリビューン,2013年)がある。

原題名

Which One Will Make You Fat?(SCIENTIFIC AMERICAN September 2013)

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