日経サイエンス  2013年1月号

特集:世界の科学力

中国は伸び続けるか?

P. G. アルトバック(ボストンカレッジ) Q. ワン(上海交通大学)

 急速な経済成長を遂げている中国は科学研究の面でも急成長しており,短期間のうちに世界の有力国となった。だが,この急成長はほとんどが一部のトップ研究機関による。そうしたエリート大学と大多数の機関の間には,大きなギャップがある。

 

 中国の大学が進歩を続けるには,一貫性を欠いた基準や学術研究風土など,多くの問題を解決する必要があるだろう。

 

*訂正 本文92ページで「精華大学」とあるのは「清華大学」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。

    ダウンロード販売分は訂正されています。

著者

Philip G. Altbach / Qi Wang

アルトバックはボストンカレッジのJ・ドナルド・モナン記念教授で,同大学の国際高等教育センターの所長。

ワンは上海交通大学・大学院教育学研究科の助教。

原題名

Can China Keep Rising?(SCIENTIFIC AMERICAN October 2012)

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