日経サイエンス  2013年1月号

特集:世界の科学力

世界の科学力

SCIENTIFIC AMERICAN編集部

 科学に関して国の優劣を決める要因は何だろう? 1つの指標は論文発表件数で,このページの中央に並んでいるトップ25カ国は主にデジタル・サイエンス社(ネイチャー・パブリッシング・グループの関連会社)のデータに基づいている。同社は世界の有力学術専門誌に発表された研究論文のデータベースを構築し,国別に整理した。別表はこのほか3つの指標,特許件数,研究開発費,理工系博士号授与数に関するトップ25カ国ランキングだ。その他の情報をScientificAmerican.com/oct2012/global-scienceに掲載してある。

 

 本特集「世界の科学力」では,グローバル化に伴って大きく変わりつつある世界の科学研究をリポートする。知の追求に根ざした科学を育てていくための条件が,いくつか浮かび上がってくる。

 

科学のグローバリゼーション  J. セクストン(ニューヨーク大学)

ドイツのハイテク連携  S. タイル(ジャーナリスト)

中国は伸び続けるか?  P. G. アルトバック(ボストンカレッジ)/Q. ワン(上海交通大学)

報酬格差が生む力  P. シュテファン(ジョージア州立大学/全米経済研究所)

創造性を育む文化  語り:P. ナース(英王立協会)/聞き手:F. グタール(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)

原題名

The World’s Best Countries in Science(SCIENTIFIC AMERICAN October 2012)

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