日経サイエンス  2012年6月号

原発から自然エネルギーへ  カギ握る電力貯蔵

D. カステルベッキ(サイエンスライター)

 地球温暖化に加え福島第1原子力発電所事故を受けて太陽光や風力を利用した発電に力が注がれている。発電効率の向上はもちろんだが,普及には電力を様々な形で貯蔵する技術の開発も不可欠。火力や原子力と違って,発電量が大きく変動するからだ。高性能電池と揚水発電,圧縮空気貯蔵発電,熱貯蔵発電,家庭用の水素発電の5つについて研究開発の現状と将来展望を報告する。

著者

Davide Castelvecchi

ローマ在住のサイエンスライターで,SCIENTIFIC AMERICANの寄稿編集者。

原題名

Gather the Wind(SCIENTIFIC AMERICAN March 2012)

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揚水発電圧縮空気貯蔵発電熱貯蔵発電