
物質を細かく刻んでいくと分子,原子,素粒子と次第に小さくなって,今のところ基本粒子(電子やクォークなど)はそれ以上分割できないと考えられている。もしかしたら時空そのものも,細かく刻んでいくと,それ以上は分割不可能な単位が存在するのではないか? 私たちが滑らかなものだと考えている時空は,そうした超微小な粒々が集まってできたものなのではないか? 理論物理学者は現在,そんな仮説を真剣に研究している。では実際に調べてみようという研究者が現れ,米国立フェルミ加速器研究所で非常にユニークな実験の準備が進んでいる。
原題名
Is Space Digital?(SCIENTIFIC AMERICAN February 2012)
サイト内の関連記事を読む
キーワードをGoogleで検索する
ホログラフィック原理/ひも理論/マイケルソン・モーリーの干渉計/プランクスケール/時空の正体