日経サイエンス  2012年4月号

異常気象に強い都市

J. A. ケアリー(フリーランスライター)

 国際政治の舞台では温暖化ガス排出削減の取り組みがなかなか進展しないが,すでに各地では温暖化に伴うとみられる異常気象が頻発,米国では特に大洪水への対応が待ったなしの状態だ。動きの鈍い連邦政府に業を煮やした州や市は自らインフラの改修に乗り出した。地域特有の問題に合わせた対策が必要なので,地元自治体が計画するのが最善という面もあり,首長のリーダーシップが重要になる。

 

 

再録:別冊日経サイエンス189 「都市の力 古代から未来へ」

著者

John A. Carey

フリーランスのライターで,Business Week誌の元シニア・コレスポンデント。同誌では科学,技術,医学,環境をカバーしていた。

原題名

After the Deluge(SCIENTIFIC AMERICAN December 2011)

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