
新大陸に人類が姿を現したのは約1万3000年前であり,アジアの狩猟民がマンモスなど大型の獲物を追って東に向かい,ベーリング陸橋(氷河期に北アジアとアラスカをつないでいた陸地)を渡ったのが最初だと長い間,考えられていた。ところが最近になって,それより数千年前に人類がアメリカ大陸に到達していたことを示す遺物が相次ぎ発見された。アラスカからの南下ルートは1つではなく2つあったようだ。
著者
Heather Pringle
カナダ人のサイエンスライター。Archaeology 誌の寄稿編集者でもある。
原題名
The First Americans(SCIENTIFIC AMERICAN November 2011)
サイト内の関連記事を読む
キーワードをGoogleで検索する
クロービス人/ハプログループ/無氷回廊/モンテベルデ遺跡/フリードキン遺跡/有舌尖頭器