
現在の世界人口70億のうち10億が慢性的な飢餓に苦しんでいる。2050年までに人口が20億~30億人増え,食糧需要は倍増する見込みだ。十分な食糧供給を保証するには生産量を現在の2倍に引き上げなければならない。だが,農業はすでに陸地の多くを使い,生物の生息地を破壊し,河川や海を汚染,大量の温室効果ガスを放出している。八方塞がりのようにも思えるが,解決策はあると著者は言う。
著者
Jonathan A. Foley
ミネソタ大学環境研究所の所長。世界の持続可能性に関して研究している。
原題名
Can We Feed the World and Sustain the Planet?(SCIENTIFIC AMERICAN November 2011)
サイト内の関連記事を読む
キーワードをGoogleで検索する
森林減少・劣化に伴う温室効果ガス排出の削減(REDD)/炭素排出枠(カーボン・クレジット)/節減耕起/点滴潅漑/マルチング/肥料汚染/精密農業/環境性能評価基準(LEED)/生物多様性/収穫力/低酸素/デッドゾーン/温室効果ガス