
1948年3月12日,ノースウエスト航空4422便はアラスカの人里離れた山中に墜落,乗客乗員30人は全員死亡した。事故機は雪に覆われ,氷の中に閉じ込められた。
約50年後,氷河の中から機体の残骸と,ひからびた左腕が発見された。左腕の持ち主は誰か? DNAの専門家と指紋鑑定士,さらには家系調査学者などからなる風変わりなチームは,少ない手がかりに苦労しながらも最新手法を駆使して仕事を完遂した。
著者
Colleen Fitzpatrick
法医学系図学者。民間団体や軍関連機関の要請に応えるため,世界中の何百人もの人々の家系を遡る作業に取り組んできた。カリフォルニア州ハンティントンビーチを拠点に活動している。
原題名
Arm in the Ice(SCIENTIFIC AMERICAN December 2011)
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