| |  |  |  |  |  |  |  | 大島まり おおしま・まり 東京大学 生産技術研究所 |  | 高波延行 たかなみ・のぶゆき 東京大学大学院 | | | | 一條裕紀子 いちじょう・ゆきこ 東京大学大学院 | 小林敏雄 こばやし・としお 東京大学 生産技術研究所 | | | |  | | | 脳血管障害の一つであるくも膜出血の約90%が脳動脈瘤の破裂によるといわれている。脳動脈瘤は比較的太い脳血管にできる袋状の瘤であり、特定の位置や年齢にできることから、血管形状に起因する血液の流体力学的な要因が重要な役割を果たすと考えられる。そこで、実際のCT画像から脳血管を抽出し、超音波流速計で測定した血流の速度を境界条件として与えることにより、脳動脈瘤における血流の流体力学の果たすメカニズムを探る。 | | | 図1は頭部の主な脳血管網を表している。ここでは、内頸動脈(ICA)と後交通動脈(PcomA)の接合部に着目していて、CT画像より抽出した内頸動脈にモデル化した後交通動脈の形状を取り付け、解析を行っている。また、図2に示されているように、超音波流速計によって計測した速度を流入境界条件として与え、血流の脈動状態を再現している。解析結果として、図3上に壁面せん断応力の分布図、図3下にparticle plotによるStreak line図を示す。 |  |  | | 図3 解析結果図 | | |  | |