ビジュアル・サイエンス・フェスタ
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2002年
2001年
日経サイエンス
CVC
 
 
ハンス・クリスチャン・ヒーゲ
コンラッドツーゼ情報技術センター
ビジュアリゼーション部門長
 
 
 今日は、私のグループで開発した「amira」アミラという対話型可視化プログラムをお見せします。
 「データ可視化」は分子、生物、医学、流体工学、計算科学等の広範な対象があり活用例で説明します。
 
 まず、分子生物・薬学分野では通常の分子表示に加え「折り紙」と呼ばれる分子結合(2頂角)の視覚的なモデルを採用するなど、より効果的な3D表現に興味を持って開発しています。(Fig.1)
 次に、共焦点顕微鏡やCTの生スライス画像を処理(輪郭抽出と芯線出し手法)すると血管の分岐関連と全体構造が観えます。(Fig.2)経時比較で疾患の進行、治療効果判定に利用されます。

Fig.1 Fig.2
Fig.2

 もっと興味のある利用は、実データによる顔骨の変形シミュレーションです。一目瞭然で医者と患者の具体的な相談、医者同士の事前打合せに使用していることが理解できます。(Fig.3)

Fig.3

 流体のシミュレーションと計測(PIVシステム等)では、時刻毎に空間の数値ベクトルが膨大に生れます。ベクトル場表示(LineIntegralConvolution:LIC)とエレガントな流線表示
(IlluminatedSteamLines:ILS:線速と時間変化を同時表示)を1999年以来、製品化しています。(Fig.4)
 さらに、宇宙誕生のBIGBANの計算物理も、そのイメージは可視化されます。(Fig.5)
 このように、シミュレーションや計測からの膨大で複雑なデータをCG技術を活用し、アクセスし易く有用なイメージや形状にすべく150種程度の処理を「amira」は用意し、さらに進展中です。

Fig.4 Fig.4 Fig.5