別冊181

こころと脳のサイエンス 04
特集 赤ちゃんパワーが”親脳”を育てる

日経サイエンス編集部 編

2011年11月17日 A4変型判 27.6cm×20.6cm 112ページ ISBN978-4-532-51181-4

1,500円+税

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記事ダイジェスト

Scientific American Mindの記事から脳科学と心理学の最新の研究成果を紹介。子を産み,育てることで,人は成長し,変化していく。母親らしい考え方や父親らしい振る舞いを生み出す源は,実は脳の変化だ。発達成長段階の脳に比べて,成人の脳を変化しにくいが,赤ちゃんはおとなの脳を作り変えて,お父さんとお母さんを上手にコントロールする──。特集「赤ちゃんパワーが“親脳”を育てる」をはじめ,「説得の極意」「間違いだらけの大衆心理学」など,日常生活にかかわりのある多彩な記事を満載。

日経サイエンス編集部 編

特集 赤ちゃんパワーが”親脳”を育てる

母親の気持ち  C. H. キンズレー/E. マイヤー
子どもの誕生で考え方が変わったという人は少なくない。
こうした気持ちの変化,子どもを守り育てようとする母性はどのようにして生まれてくるのだろうか。

 

どんなふうに父親になっていくのか  B. モソップ

妊娠や出産を経験することのない男性の場合でも,赤ちゃんのにおいや鳴き声が刺激になって,

脳に新しい神経細胞が生まれ,子どもの生存や成長に好ましい行動をとるようになる。

 

子育てで賢くなる母の脳  C. H. キンズレー/K. G. ランバート

妊娠や子育てによって,ある種の認知能力や注意力が高まり,行動が大きく変化する。

母親ラットの研究を通して,ホルモンの劇的な変動が脳の再構成を促すことがわかってきた。

 

 

先延ばし症候群を撃退!  T. グーラ

ぐずぐず癖にもいろいろなタイプがある。

先延ばしの原因がわかれば,仕事も勉強もうまくいくはず。

 

説得の極意  K. ダットン

誰もがうなずいてしまう「超説得力」とは?

古今東西の説得の達人たちに,そのエッセンスを学ぶ。

 

ポピュラー心理学 心と行動にまつわるウソ・ホント

S. O. リリエンフェルド/S. J. リン/J. ラジオ/B. L. バイヤースタイン

広く知られている俗説には,根拠の薄い物も少なくない。

心理学のエキスパートが6つの俗説を検証する。

 

子どもはなぜ色を覚えるのが苦手か  M. ダイ

色や数を示す言葉でつまずく子どもは多い。

表現方法を工夫することで,色や数の概念を理解しやすいように手助けすることができる。

 

子どもの意外な“脳力”  A. ゴプニック

幼い子どもでも,次に起こることを確率的に予測したり,他者の考えや経験を相談して,相手に応じることができる。

 

バイリンガルの強みとは  E. ウェストリー

バイリンガル環境で環境で育った人は精神的柔軟性が高く,高齢になっても認知症になりにくいというデータがある。

 

人はなぜ心配するのか  V. スターン

慢性的な心配性の背景には,全てを完璧にコントロールしたいという願望があるようだ。

 

強迫性障害の現在  M. W. モイヤー

従来,不安によって生じると考えられてきたが,脳内の皮質—基底核回路の調整に問題がある可能性が見えてきた。

 

長生きと知能の関係  I. J. ディアリ/A. ワイス

知能の高さと健康状態に関する調査を通して,どのような行動をとることが長寿につながるかを考える。

 

 

関連書籍

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こころと脳のサイエンス02「特集:男と女」

こころと脳のサイエンス01「心を育む─子どもの発達と成長」

2008年8月号臨時増刊 こころのサイエンス04号