別冊173

こころと脳のサイエンス 02
特集 男と女

日経サイエンス編集部 編

2010年9月15日 A4変型判 27.6cm×20.6cm 112ページ ISBN978-4-532-51173-9

1,500円+税

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Scientific American Mindの記事を中心に脳科学と心理学の研究成果を紹介。今号は男性と女性の違いがどこから生まれるのかを探る。コミュニケーションに焦点を当てた「笑う彼女 笑わせる彼氏」「すれ違う理由」「長続きの秘訣」,子育てをテーマにした「男の子と女の子 違いはどこから生まれるのか」「お父さんの大事な役割」など,日常生活にかかわる多彩な内容を取り上げる。

日経サイエンス編集部 編

目次

 

すれ違う理由  デボラ・タネン

男の話し方は「序列」を重視し,女は「つながり」を大事にする傾向があるが,こうした会話スタイルは固定的なものではなく,とくに家庭内では,姉と妹といった力関係で変化することも多い。

 

笑う彼女 笑わせる彼氏   クリスティ・ニコルソン

ユーモアには相手の関心をひき,ときには恋愛感情を伝える効果もある。男と女ではそのやり方が違うようだ。

 

男の子と女の子 違いはどこから生まれるのか   リーセ・エリオット

ホッケーをするのが好きか,ままごとが好きかは性別では決まらない。脳の男女差はわずかだが,成長の過程でのさまざまな経験がその差を広げる。

 

落ちこむ脳 いらだつ脳 うつ病の発症と症状にみる男女差   エリカ・ウェストリー

女性は悲嘆にくれ,男性はいらだち,怒る。性ホルモンの影響を理解すれば,治療に役立てることが可能だ。

 

女性がうつ病になりやすい理由   エレン・レイベンルフト

女性は特定の環境変化に対して生理的に弱いのかもしれない。環境に対する応答の違いが女性にうつ病が多いことを説明してくれる。

 

やっぱり違う男と女の脳  ラリー・カーヒル

構造や活動の面で,男女の脳にはかなりの違いがある。うつ病や統合失調症などでは,男性と女性を区別した治療法が必要かもしれない。

 

お父さんの大事な役割  エミリー・アンテス

赤ちゃんが生まれると,男性にも生物学的な変化が起こる。父親は子どもをやさしく大事に育てるのではなく,子どもにやる気を起こさせるようにプログラムされているようだ。

 

からだの性 こころの性 第三の性  ジェシー・ベーリング

ヒトの性には「生物学的な性」「性の自己認知」「性的指向」という3つが要素があり,これらがかみ合わないことが時折ある。

 

お見合いパーティの心理学  レイ・ハーバート

男性が積極的に誘うのではなく,女性側からもアプローチできるようにルールを変えてみると,相手の選り好み傾向に男女差はなくなる。

 

心理学が教える恋愛成功術  ロバート・エプスタイン

私たちは恋愛をもっぱら運に任せてきたが,もっと上手にコントロールできる方法がある。

 

長続きの秘訣  スーザン・ピレッジ

結婚当初の幸せな関係を維持するカギは,前向きな気持ちを高める方法を見つけることにあるらしい。

 

女性への暴力との闘い  リーザ・メルマン

暴力は女性とその家族を傷つけ,世代にわたる悪循環を生む。

 

暴力をふるうのは男だけじゃない  スコット・リリエンフェルト/ハル・アルコウィッツ

男は女よりけんか好き? たしかに男性は女性より危険だが,女性も男性と同じくらい攻撃的になることがある。

 

 

 

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