別冊170

こころと脳のサイエンス 01

日経サイエンス編集部 編

2010年3月24日 A4変型判 27.6cm×20.6cm 112ページ ISBN978-4-532-51170-8

1,500円+税

ご購入はお近くの書店または下記ネット書店をご利用ください。

  • amazon.co.jp
  • セブンアンドワイ
  • 紀伊国屋書店
  • 楽天ブックス
  • honto
  • TSUTAYA

SCIENTIFIC AMERICAN MIND誌から,子どもの発達と成長に焦点をあてた3編の記事をはじめ,日常生活にかかわりのあるテーマを厳選! すべて訳し下ろしの1冊です。

日経サイエンス編集部 編

記事の冒頭ページを紹介

 

目次

 

「心を育む──子どもの発達と成長」

子どもの心は両親のパッチワーク  M. ウェイナー

最近の研究から,子どもは両親の遺伝子が均等に混ざった“混和物”ではなく,脳の発達における父親と母親の遺伝的役割は等しくないことがわかってきた。

 

インタビュー:親よりも友だちが重要  聞き手:J. レーラー

心理学者ジョティス・ハリスは「子どもの成長にとっては,親の育て方よりも同年代の仲間たちの影響のほうが大きい」と述べる。

 

遊ばないとダメ!  M. ウェイナー

社会性や豊かな感情を育むには想像力を必要する遊びが有効だ。目的のない自由な遊びには仕事や勉強の効率を高める効果もある。

 

 

完璧な完全主義は「不完全」  E. レイバー=ウォレン

完全主義は,成功へ導く駆動力になることもあれば,落ち込みの原因になることもある。成功の秘訣は“前向きな”完全主義者になることだ。

 

プラセボ効果が生じる理由  M.B. ニーミ

思い込みによる効果と考えられてきたが,信じていなくても偽薬で治療がうまくいくことがある。プラセボ反応の生物学的背景がわかってきた。

 

あなたが生き延びる可能性は?

  G. ギゲレンツァ/W. ガイスマイヤー/E. クルツ‐ミルケ/L. M. シュワルツ/S. ウォロシン

統計を理解することで,過剰な不安や期待に振り回されずに,自分が病気になる本当のリスクや治療法を正しく評価できるようになる。

 

やっぱり運動しかない!? からだを鍛えて脳を活性化しよう

  C. ヘルツォーグ/A. F. クレイマー/R. S. ウィルソン/U. リンデンバーガー

肉体的にも精神的にも活動的な状態を続ければ,年を取ってからの認知力低下を遅らせることができる。

 

脳を元気にする食物 からだを鍛えて脳を活性化しよう  I. キーファー

食事は身体の健康だけでなく,記憶力や集中力,意思決定に影響する。適切な食物をタイミングよく取って,知的潜在能力を十分に発揮しよう。

 

音楽はなぜ心を揺さぶるのか  K. シュロック

音楽は人と人の感情的なつながりを強めるだけでなく,身振りや踊りなど身体的な行動を後押して,社会形成を促す作用がある。

 

心を築く建築環境  E. アンテス

空間をどのように設計すれば,創造性を高め,集中力を維持し,人との交流を深めることができるのか。興味深い手がかりが見つかっている。

 

父親にも高齢“出産”リスク  P. レイバーン

出産時の父親の年齢が,子どもの自閉症や統合失調症の発病率に影響を与えるというデータが示された。

 

笑いで脳を活性化  S. アヤン

笑いが病気の治療に役立つという科学的裏付けはないが,ジョークが不安を和らげ,楽しい気分が痛みを消し去ることもある。

 

 

 

関連書籍

こころと脳のサイエンス04「特集:赤ちゃんパワーが“親脳”を育てる」

こころと脳のサイエンス03「特集:災害時の行動と心理/つながる記憶,癒やす記憶」

こころと脳のサイエンス02「特集:男と女」

2008年8月号臨時増刊 こころのサイエンス04号