茂木健一郎の科学の興奮

茂木健一郎/日経サイエンス編集部 編著

2011年12月8日頃 B5変型判 23.0cm×18.2cm 152ページ ISBN978-4-532-52064-9

1,600円+税

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 マントルまで掘れる掘削船に乗り,巨大な加速器施設を歩き,世界一強い生き物の生態を覗き見る――脳科学者・茂木健一郎が、最先端科学が生み出される現場を訪れ,12人の科学者たちと語り合った。地道だけど興奮に満ち,しんどいけれど明るい,日本の科学の「今」を伝える対談集。12月8日刊行。

茂木健一郎/日経サイエンス編集部 編著

茂木健一郎「科学の興奮」語録

 

海底下に眠る地球の歴史を掘り起こす  ゲスト:倉本真一(海洋研究開発機構)

水深数千メートルの海底を,さらに数千メートルくり抜いて取ってくる海底科学掘削。

2005 年に完工した日本の「ちきゅう」はマントルまで掘り抜ける唯一の掘削船だ。

世界最強の科学掘削船の素顔に迫る。

 

身近な植物の意外な戦略  ゲスト:多田多恵子(植物生態学者)

街角で見かける身近な植物にも生命の不思議が潜んでいる。
したたかでたくましい植物たちの素顔を探る。

 

日本を横断するニュートリノ  ゲスト:小林隆(高エネルギー加速器研究機構)

東海村発,神岡町着。
日本の地中を走り抜ける見えない粒子の変化を探る巨大実験が始まった。

 

誰でも使える“パーソナル衛星”を作る  ゲスト:中須賀真一(東京大学)

ジュース缶衛星から始まった超小型サテライトの開発。
いまや本格的な科学ミッションを担うまでになった。
宇宙への夢はぐっと身近なものになってきた。

 

最強の生き物クマムシの素顔  ゲスト:鈴木忠(慶應義塾大学)

カラカラに干からびても,氷漬けになっても,真空中に放り出されても,放射線を浴びても平気。
1ミリにも満たない最強の生き物の日常を探る。

 

物理学を認識論にする  ゲスト:細谷曉夫(東京工業大学)

今の物理学は,宇宙を外から見る神の目線だ。
宇宙の中にいる人間の目線で書き換えたら,新しい何かが見えてくる。

 

子育ての攻防に見る鳥たちの進化の道筋  ゲスト:上田恵介(立教大学)

托卵された鳥がカッコウに対抗する戦略とは?
地道なフィールド調査から明らかにされた鳥たちの意外な行動、進化とのつながり。

 

金属に刻まれた古の技術を探る  ゲスト:齋藤努(国立歴史民俗博物館)

貨幣、日本刀、火縄銃──
日本人が作ってきた金属製品にはその時代の技術が刻まれている。
分析化学の手法を用いて,日本の技術のルーツを解き明かす。

 

海の生き物の心を読む  ゲスト:中村宏治(水中写真家)

魚だって考えるときは首をかしげ,怪しいと思えば上目遣いになる。
45年間海に潜り続けた男が語る,海の生き物たちの素顔。

 

形の容貌を解剖する  ゲスト:小島定吉(東京工業大学)

5角形の形はどれだけあるか。
「似た形」と「違う形」の違いはどこから来るのか。
何気なく見ているものの「形」を突き詰めるトポロジーが新たなものの見方を呈示する。

 

細菌によって変わる虫たち  ゲスト:深津武馬(産業技術総合研究所)

1匹の虫の中には、無数の微生物がすんでいる。
その「共生微生物」たちが,虫の食べる物や行動、体の色や性別まで変えることがある。
生物の内部に息づく生態系の不思議に迫った。

 

論理と感性のバイリンガルに  ゲスト:山中俊治(工業デザイナー)

感覚に頼ると論理が崩壊し,論理にこだわると感覚が逃げてしまう。
両方を行き来しながら,どちらも納得できる接点を追求するデザイン・エンジニアリングの醍醐味を語る。

 

あとがき

 

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