日経サイエンスは米国の科学雑誌「SCIENTIFIC AMERICAN」の日本版です。
HOME
定期購読お申し込み
メールニュース登録
登録内容の変更
よくある質問
ご意見・お問い合わせ
サイトマップ
HOME
>
パズリング・アドベンチャー
> 双子の冒険(6) ドアの向こうに何がある?
最新号の紹介
NEWS SCAN
ミニ情報
講演会・研究者募集・研究助成など
新刊ガイド
学ぶ・遊ぶ
科学読み物・ゲーム・パズル
英語で読む日経サイエンス
原文 vs. 翻訳記事
定期購読
バックナンバー
別冊日経サイエンス・本
DVD・CD-ROM
本誌専用バインダー
記事ダウンロード
ご購入のご案内
ショッピングカートを見る
取扱書店一覧
図書目録お申し込み
検索方法はこちら
サイト内検索結果に戻る
双子の冒険(6)
ドアの向こうに何がある?
デニス・シャシャ
10歳の天才少女クロエは,テレビのクイズ番組に出ていた。3つのドアがある。その1つの向こうには,当たりとしてテレビも楽しめるかけ放題の携帯電話,ほかの2つのドアの先にあるのは,ハズレの糸電話だ。
GARY ZAMCHICK
クロエがドアを1つ選ぶと,そのドアの向こうにあるものがもらえることになっていた。クロエは,アシスタントに指示を出して,指定したドアの向こうを覗いてもらい,それが携帯電話かどうかを尋ねることができる。ただし,アシスタントが正しく答えるとは限らない。アシスタントは複数いるが,各自が覗けるドアは1つだけだ。クロエ自身も1つだけならばドアを覗くことはできる。同じドアを複数の人が覗くのは構わない。
クロエは,同じく天才である双子の弟エリと,相談した。「ちょっとウォーミングアップをしてみましょう。アシスタントが2人いるとして,そのどちらもドアの向こうに何があったかについて,必ずウソを言うとしたらどうかしら。どうすれば,当たりのドアを選び出すことができる?」
しばらく考えて,2人は次のような解答を見つけ出した。
クロエ自身はドア1を覗き,アシスタントの1人にはドア2を,もう1人にはドア3を覗かせる。クロエの見たのが糸電話だったら,どちらのアシスタントが「糸電話だった」と言うかに注目すればいい。アシスタントの言うことは必ずウソなのだから,そのアシスタントが覗いたドアの向こうに当たりの携帯電話がある。
「残念だけど,この例題は簡単すぎるよ」とエリが指摘した。「実際にはアシスタントが必ずウソを言うとは限らないからね。でも,いつ誰が本当のことを言うかまったくわからない場合を除けば,アシスタントの答えで何とかなるかもしれないな」。「その通りよ」とクロエ。「そういう場合を少し考えてみましょう」。
問題1:
「アシスタントの1人はいつも本当のことを言うけど,もう1人は必ずウソを言うと仮定しましょう。どちらがウソつきかわからない場合には,ウォーミングアップ問題の答えは通用しないわ。2人とも携帯電話があったと言うかもしれないから。それでも,当たりのドアがどれか,確実に選び出すことができるかしら?」
エリは即座に「大丈夫だよ」と言った。どうすればわかるか。
問題2:
「今度はアシスタントが3人いるとしましょう。ドアの向こうで見たものについて,1人はいつもウソを言い,1人はいつでも本当のことを言うとする。もう1人は,『条件つきウソつき』よ。条件つきウソつきは,自分と同じドアを覗いたウソつきがいるときウソをつくけど,そうでないと本当のことを言うの。」
エリはしばらく考えてから,「大丈夫。その場合でも当たりのドアがわかる方法がある」と請け合った。どうすればよいか。
坂井公(さかい・こう)
筑波大学数学系助教授。専門は計算機科学。
Dennis E. Shasha
ニューヨーク大学クーラント研究所教授。専門は計算機科学。
原題名
Diamond Dreams
(SCIENTIFIC AMERICANのウェブサイト
http://www.sciam.com/
より)
会社案内
|
「日経サイエンス」はこんな雑誌
|
個人情報の取り扱いについて
|
Copyright 2005 NIKKEI SCIENCE Inc., all rights reserved