3月号の問題にあげられていた例で,この定理を確かめてみよう。記号の種類が5(A〜E),10(A〜J),26(A〜Z)の2-意外列を考える。定理によれば,その長さは順に15,30,78よりも小さいはずだ。実際,出題者のシャシャ(Dennis
E. Shasha)が用意した答えでは,長さが順に12,26,66となっているので,確かに制約を満たしている。3-意外列では5種類のとき長さ18で,これも条件に合う。しかも,どの長さも定理にいう限界に近い数になっている。したがって,最大長の定理はこの問題の本質をついていると考えられる。