日経サイエンス  1999年10月号

特集:燃料電池の未来

近づく自家用発電

A. C. ロイド(カリフォルニア大気資源委員会)

 据え置き型燃料電池は以前は電力会社用にデザインされた巨大装置だったが,今や家庭用や小規模な設備用に小型化されつつある。いずれは,自宅の地下室や裏庭にある冷蔵庫くらいの大きさの発電装置の電気を使って生活する人たちがでてきそうだ。家庭だけでなく,商店や小規模な事務所,ホテルやアパート,それに工場も,同じように5~500kW容量の燃料電池を使って発電するようになるだろう。

著者

Alan C. Lloyd

カリフォルニア州環境保護局のカリフォルニア大気資源委員会議長。本記事を依頼した時は,ネバダ州砂漠研究所のエネルギー環境工学センターの執行役員で,それ以前はカリフォルニア州の南海岸大気質管理区の主席科学者だった。彼は執筆の際,助力を得た米国燃料電池委員会とFuelCells 2000委員会に謝意を表している。

原題名

The Power Plant in Your Basement(SCIENTIFIC AMERICAN July 1999)