日経サイエンス
日経サイエンスは米国の科学雑誌「SCIENTIFICAMERICAN」の日本版です。

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SCIENTIFIC AMERICAN
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 テポドンの脅威
 ミサイル攻撃は防げるか
写真■G. N. ルイス/T. S. ポストル/J. パイク
 北朝鮮やイラクなど要注意国がミサイル技術を持つにつれ,米国ではその脅威から国土を守るミサイル防衛計画が具体化している。きっかけは北朝鮮が1998年にテポドン1号を発射,さらに射程の長いテポドン2号の発射実験も予想されることで,米国本土が射程内に入るとして防衛システムづくりを着々と進めようとしている。米国は北朝鮮などが5年以内にICBMを保有する可能性があるとみており,ミサイルに核弾頭ばかりか,致死性の化学兵器,細菌兵器を搭載することも考えられるとして,警戒している。
 計画で有力視されているのは,飛来するミサイルを赤外線探知装置やレーダーなどの監視網でとらえ宇宙で迎撃する方式だ。米国では早くて2003年にも本土ミサイル防衛(NMD)システムができるとみられているが,防衛システムができても,突破に様々な手段を使うことも予想される。ミサイル防衛システムの開発の課題は何なのかを詳しく解説する。
 
著者 George N. Lewis/Theodore A. Postol/John Pike
ルイスとポストル,パイクはミサイル防衛計画の分析家。ルイスはマサチューセッツ工科大学(MIT)の安全保障研究計画の次長。過去12年間,彼は研究で軍備管理や国際安全保障の技術的側面の分析に焦点を当てている。ポストルはMITの科学,技術,安全保障政策の教授。かつて議会の技術評価局におり,海軍の運用部の補佐官も務めた。彼の研究は,弾道弾の防衛や巡航ミサイルやABM制限条約が対象。パイクは,1983年に当時のレーガン大統領が打ち出した戦略防衛構想(SDI)をきっかけに始まった米国科学者連盟の宇宙政策プロジェクトの責任者。
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