日経サイエンス  1998年5月号

ブックレビュー特集

フレッシュマンにすすめる30冊

いい本もあまり感心できない本も,書店では同じ扱いを受けていることがあります。この特集に取り上げた30冊は,評者が自信をもってすすめる本ばかり。何がいい本なのかは,読者自身が決めることですが,本があふれかえる時代だからこそ,参考にして下さい。

 

ネット社会を展望する

評者は慶應義塾大学の松下温教授。まず,技術的な視点からインターネットを解説する本を4冊紹。ネット社会が抱える具体的な問題点も浮き彫りにします。ネットが担う役割については3冊。社会,ビジネス,生活の視点から論じている本を挙げます。実際のビジネス展開の実例としては2冊。さらに辛口の批評を加えたエッセーを1冊,紹介していただきました。

 

“脳と心”に挑戦する研究者の書

ネット社会に負けずホットな話題ですが,この分野の本の内容はレベルも視点もさまざま。評者は理化学研究所の松本元・ブレインウエイ・グループ長にお願いしました。10冊挙げています。1冊ずつ,どういう視点で書かれた本なのか,それぞれの本の位置づけを教えていただきました。

 

多様な環境問題のさまざまな側面を読む

評者は日本経済新聞の塩谷喜雄編集委員。これも内容が広すぎて,書店の棚の前で迷いやすい分野です。現状の分析から,政策面,過去の気候変動の歴史,どういう影響が出るのか,何をどうしたらいいのかなど,興味別に10冊を紹介。

 

 

文責・M.T.