日経サイエンス 2009年10月号

存在確率マイナス1 天才アハラノフの予言

2009年8月25日 A4変型判 27.6cm×20.6cm

1,333円+税

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  • セブンアンドワイ

編集部から一言

確率は0から1の値を取るのがあたりまえ。ですが,量子力学の世界では存在確率が「マイナス1」になるなどという摩訶不思議なことが!? しかも,天才科学者アハラノフ博士のこの予言を大阪大学の井元信之教授らが実験で実証したというのです。それって,いったいどういうこと? 本誌をどうぞ! 言語処理は左脳,表情の認識は右脳と,私たちヒトの脳は左右分業体制をとっています。こうした機能的な役割分担はヒトに固有と考えられてきましたが,そうでもないようです。 月面に立ったアポロ計画の宇宙飛行士のほとんどは米軍のパイロットでしたが,ただ一人,科学者がいました。月でのフィールド調査の体験から「火星の歩き方」を語ります。 ほかにはトウモロコシの茎や稲わらなどのセルロースから作るガソリンやバブル経済の脳科学,砂漠の恐竜,抗生物質の新しい開発法などなど。

物理学

特集:量子力学の実像に迫る

 

存在確率マイナス1 天才アハラノフの予言  古田 彩

 

宇宙の未来が決める現在  語り:Y. アハラノフ

 

量子の“開かずの間”をのぞき見る  井元信之/横田一広

 

 

 

バイオ燃料

草から作るガソリン  G. W. ヒューバー/B. E. デール

 

脳と行動

脳はなぜ左右で分業したのか  P. F. マクネレージ/L. J. ロジャーズ/G. バロティガーラ

 

有人宇宙探査

月に行った科学者が語る火星への道  H. H. シュミット

 

経済学

バブル崩壊を心の科学で読み解く  G. スティックス

 

医薬

耐性菌と闘う新たな抗生物質  C. T. ウォルシュ/M. A. フィッシュバッハ

 

サイエンス・イン・ピクチャー

砂漠から甦った恐竜たち  中島林彦/協力:長谷川善和

 

茂木健一郎と愉しむ科学のクオリア

論理と感性のバイリンガルに  ゲスト:山中俊治(工業デザイナー)

 

 

ダイジェスト

 

サイエンス考古学

 腎移植の先駆者/地下鉄の気晴らし/電子栽培/北西航路探検隊長の遺品/印刷物の力

UPDATES

 海洋での水銀汚染/“選択肢多すぎ効果”のその後/指定解除/もうしばらくは大丈夫

NEWS SCAN

赤外蛍光タンパク質で奥深く/骨粗鬆症と糖尿病の意外な関係簡単に作れる“隠れ蓑”/乗り物酔いの原因は…/子どもっぽさが賢さのもと?エキゾチックな超球/「アイダ」祖先説に異論続出/ダウン症が示すがん治療のヒント死者に微笑みを/青い色素で脊髄治療/生態系サービスの主唱者/排出窒素を追う  ほか 

いまどき科学世評

 行政が歪める防災の科学  塩谷喜雄

TREND

 硫黄島で皆既日食観測に成功/生物学オリンピック 日本代表全員がメダル

ANTI GRAVITY

 ぜいたくは素敵だ?  S. マースキー

ブックレビュー

 『心をつくる』  開一夫

 『自然界の秘められたデザイン』  山崎秀記

 <連載> 森山和道の読書日記  ほか

パズルの国のアリス

 女王陛下,ご自身の冠の色は?  坂井 公

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次号予告

今月の科学英語