日経サイエンス 2007年2月号

特集:ミラーニューロンと自閉症

2006年12月25日 A4変型判 27.6cm×20.6cm

1,333円+税

ご購入はお近くの書店または下記ネット書店をご利用ください。

  • セブンアンドワイ

編集部から一言

特集は「ミラーニューロンと自閉症」。誰かが痛がっているのを見るだけで,痛みを感じませんか?これは脳の中のミラーニューロンの成せる技。自分が何かの動作をするときと,誰かが同じ動作をしているのを観察しているときとで,同じ神経回路が活性化します。それだけでなく,他人の動きを脳内で再現できるからこそ「その動きが何を意味しているか」を瞬時に理解できるのです。 このミラーニューロンシステムの機能不全で,自閉症の症状のいくつかが説明できます。ミラーニューロンの研究が早期診断法の開発などに役立つかもしれません。   宇宙の話題をいくつか。成長アルバムにたとえると,赤ちゃんのころの写真や大人になってからの写真はいっぱいあるのに,子ども時代の写真がない──。これが,いまの宇宙についてわかっていることです。子ども時代の写真を集めるべく,プロジェクトが始まろうとしてます!   もうひとつの話題は星座。大昔から,人間は星空を眺めながら,星の並びを動物などに見立ててきました。ギリシャ星座と東洋の星座の両方を紹介します。

神経科学

特集:ミラーニューロンと自閉症

 

他人を映す脳の鏡  G. リゾラッティ/L. フォガッシ/V. ガレーゼ

 

自閉症の原因に迫る  V. S. ラマチャンドラン/L. M. オバーマン

 

 

宇宙論

宇宙の暗黒時代を探る  A. ロブ

 

応用物理学

光子1個を見る超電導センサー  K. D. アーウィン

 

情報技術

携帯電話を脅かすウイルス  M. ヒッポネン

 

生態学

死の海を生き返らせる  L. ミー

 

考古学・天文学

星座の起源  B. E. シェーファー

 

考古学・天文学

北斗七星と東洋の星座  宮島一彦

 

情報技術

CGを飛躍させる光のマジック  W. W. ギブズ

 

総合科学

人間の“心”とは何か  日経サイエンス編集部

 

茂木健一郎と愉しむ 科学のクオリア

日本人の身体が生んだ複雑系としての楽器  ゲスト:中村明一(作曲家・尺八演奏家)

 

 

 

てれすこーぷ

 原子力の正しい知識の普及  茅陽一

サイエンス考古学

 インフルエンザウイルス/新鮮な空気/殺人の物証/幻の大渦巻き/イリノイの農業

NEWS SCAN

加速する宇宙太陽光利用研究/線香花火に終わった試み/地震計は見ていた/虫に学んだ撥水コーティング宇宙ステーションの日本実験棟,米国へ/ネアンデルタールの脳を復元する/モンスター・ハウスの先進技術/ヒューマノイドの歩み/金星に月がない理由出血停止光から物質へテレポート気前のよい脳地球の歳差運動と種の興亡/ほくろにガン化のブレーキ  ほか

いまどき科学世評

 教養としての自然科学  塩谷喜雄

個性派 ミュージアム巡礼

 生命の海科学館  文・写真:キュラトゥス

現代からくり拝見

 給水塔

TREND

 「銀河鉄道の夜」が示すプラネタリウム革新/家畜の遺伝子診断で「安全・安心」/甘く不潔な科学

BOOK REVIEW

 『赤を見る』

 『脳障害を生きる人びと』

 <連載> 森山和道の読書日記 ほか

Information

SEMICOLON

次号予告