日経サイエンス 2006年2月号

重力は幻なのか? ホログラフィック理論が語る宇宙

2005年12月24日 A4変型判 27.6cm×20.6cm

1,333円+税

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  • セブンアンドワイ

編集部から一言

現在の物理学で,難問となっているのが「重力」。ニュートンやアインシュタインがとっくに説明ずみと思われがちですが,実はそうではありません。と,いうのも,あらゆる物理現象のうち,重力だけは量子力学で説明できないからです。今月号の「重力は幻なのか?」ではこの難問に挑戦します!   もうひとつ,SFめいたお話を。地球の生命が他の天体から隕石などに乗ってやってきたとする「パンスペルミア説」はご存知ですか? 実験とシミュレーションから,荒唐無稽なお話とは言えなくなってきました。   30年前に脳にチップを埋めることで,行動をコントロールしようとした研究は,本当にマイケル・クライトンのSFの題材になり,ベストセラーとなりました。   現実の社会を見据えた話題としては,創薬の新発想や,ナノワイヤで作るコンピューターなど。

物理学

重力は幻なのか? ホログラフィック理論が語る宇宙  J. マルダセナ

 

生命の起源

地球外生命飛来説を検証する  D. ウォームフラッシュ/B. ワイス

 

情報技術

ナノワイヤで作るコンピューター  P. J. キークス/G. S. スナイダー/R. S. ウィリアムズ

 

地球科学

原始の地球はすぐ冷えた?  J. W. バレー

 

バイオテクノロジー

創薬の新発想 標的分子の別の顔を狙え  T. ケナキン

 

地学

20億年前の天然の原子炉  A. P. メシク

 

神経科学

脳にチップを初めて埋めた男 ホセ・デルガードの早すぎた挑戦  J. ホーガン

 

 

 

世界の研究室から

 ビールの街の多国籍研究室  古川修平 ベルギー・ルーベンカトリック大学

サイエンス考古学

科学の解放/最近の年金生活者/想像力で再現する古生物/膨張する宇宙/バレンタインデー/燃料価格/ミイラの運命

TOPICS

帰ってこい,「はやぶさ」/遠い祖先もアフリカ起源?/火星の粘土が語る新事実/量子ドットをより安く/スリムなゲノムで生き延びる/胎児の細胞が母親の脳へ/腸内細菌で変わる薬の効き目/ひとりで歩く分子/遠泳上手のホオジロザメ/痛いの痛いの飛んでけ!ラ・マンチャの男,小惑星に突撃へエイズウイルスが弱体化?ブラウン運動を詳しく見ると… ほか

いまどき科学世評

 政治の科学性問う京都議定書  塩谷喜雄

モノが語るヒトの営み

 縄文時代の漆(2) 技術の高さと感性  永嶋正春

パズリング・アドベンチャー

 ぶつからずにゴールを目指せ  デニス・シャシャ

素顔の科学者たち

 巨大望遠鏡を造る  ロジャー・エンジェル

旅して発見!

 生命の海科学館で太古の生物に触れる  文:金澤智/写真:生命の海科学館

現代からくり拝見

 調光ガラス

WAVE

 生態系を数学で斬る/遠赤サウナの効用は?/生命進化の裁判

ブックレビュー

 『マインド・タイム』

 『DNA鑑定』

 <連載>森山和道の読書日記 ほか

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