日経サイエンス 2002年11月号

特集:日本人の肥満学

2002年9月25日 A4変型判 27.6cm×20.6cm

1,333円+税

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  • セブンアンドワイ

編集部から一言

去年のズボンがきつくありませんか?特集「日本人の肥満学」は必読ですよ。日本人には“肥満に弱い”人が多く,それほど太っていなくても生活習慣病を発症しやすいそうです。
 「本当は存在しない? 暗黒物質」のキーワードは「ニュートンの法則を疑え!」さて,その心は?
 今月から『パラサイト・イヴ』で名をはせた瀬名秀明さんの対談が始まります。綴じ込み付録「ナノテク便利帳」もついてます!

医学

特集:日本人の肥満学

なぜ日本人には極端に太った人が少ないのか?太ると生活習慣病になるのはなぜか?遺伝子や分子レベルの研究からこうした肥満のナゾが明らかにされつつある。

 

肥満に弱い日本人  吉田俊秀

 

肥満がなぜ病気を招くのか  松澤佑次

 

薬で肥満症を治す  齋藤康

 

女性に広がる“肥満恐怖症”  編集部

 

 

宇宙論

本当は存在しない? 暗黒物質  M. ミルグロム

宇宙には観測に引っかからない未知の「暗黒物質」が存在すると考えられている。銀河や銀河団などの存在を矛盾なく説明するのに不可欠なためだが,ニュートンの法則を見直せば必要なくなるという。

 

情報技術

非同期チップで限界を破れ  I. E. サザーランド/J. エバーゲン

コンピューターをより速く働かせようと,新設計のチップが登場した。処理動作のタイミングを取るクロック信号を使わない非同期方式だ。回路の各部分が協調しあい,ムダのない処理を実現する。

 

バイオテクノロジー

糖鎖をあやつる 新薬開発の最後の決め手  T. メーダー

糖はタンパク質や脂質と結びつき,さまざまな生命活動にかかわっている。そのメカニズムを医薬品に生かす道が見えてきた。

 

環境

海の森 植物プランクトン  P. G. ファルコウスキー

海洋の植物プランクトンは光合成によって大量の二酸化炭素を吸収し,地球の気候調節に大きな役割を果たしている。この働きを強化すれば,温暖化を食い止める手だてにもなるのだろうか?

 

言語学

消滅する言語  W. W. ギブス

世界に現存する約6000の言語の半数が今世紀中に使われなくなるという予測がある。このような急激な言語の消滅は防げるのか? 危機に瀕した言語を記録・保護する試みが進んでいる。

 

 

 

世界の研究室から

 ネペーニャ谷の「白い丘」神殿  芝田幸一郎 ペルー・カトリカ大学

サイエンス考古学

貧困家庭の乳幼児死亡/紅色細菌/航空技術のマイルストーン?/最初の潜望鏡/シンガーのミシン/コルト式リボルバー

TOPICS

復活するのか ターミネーター遺伝子/レーザー核融合,点火へ前進/西ナイル熱の対策に手がかり/悪役遺伝子を封じる新手法/漁獲規制で魚が小さくなる?/ヒューマノイドが蹴った!/バイオテロに備えて実地訓練ポリオウイルスを合成/バグがもたらす巨額の経済損失/芸術と科学を結んだ啓蒙家

地球 塩の旅

 タウデニ塩床  文・写真 片平孝

素顔の科学者たち

 ナノの科学と技術を結ぶ  飯島澄男

新連載 いまどき科学世評

  環境サミット 科学不在に逆戻り  塩谷喜雄

新連載 瀬名秀明の時空の旅

 ブラックホールを“影絵”で見る  ナビゲーター:福江純

パズリング・アドベンチャー

 新型ウイルスの形を暴け!  デニス・シャシャ

旅して発見!

 サンアンドレアス断層が区切る動物の楽園  文・写真 金沢智

動物のおしゃべり解読学

 笑いのレッスンで始まることばの習得  正高信男(京都大学霊長類研究所助教授)

WAVE

 気を吐く米国の大学発ナノテクベンチャー/起業家精神発揚に挑む日米の学生たち/摩天楼をもっと安全に/

 危ないコメディー それ行け密告者!

ブックレビュー

 『天才と分裂病の進化論』

 『死体につく虫が犯人を告げる』

 <連載>森山和道の読書日記  ほか

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