日経サイエンス  2011年9月号

聖徳太子に近づくコンピューター

G. P. コリンズ(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)

 ざわめくパーティー会場をそぞろ歩くうち,気になる言葉が耳に入り,ついつい聞き耳を立ててしまった経験をお持ちの方もいるだろう。複数の人が話しているなかから,1つの話を拾い出す音声認識は,コンピューターの不得意分野の1つだが,いまや4人の重複スピーチを分離できるまでに進歩してきた。一度に何人もの話を聞き分けた聖徳太子伝説が色あせる日はそう遠くないかもしれない。

著者

Graham P. Collins

SCIENTIFIC AMERICANの寄稿編集者。ストーニーブルック大学で物理学のPh. D.を得た。

原題名

Solving the Cocktail Party Problem(SCIENTIFIC AMERICAN April 2011)

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