インターネットの利用者は増え続け,やり取りされる情報もメールや音楽,テレビ,映画とさまざまで,データ量は激増している。大都市の道路事情と同様,ネットの世界でも“渋滞”解消が大きな課題だ。実際の道路では車線の拡幅やバイパスの新設で渋滞を緩和しているが,ネットの世界でも同じような努力がなされてきた。例えば銅線を光ファイバーに代替したり,光ファイバーの回線を増やすなどの対策がそうだ。しかし,情報の増え方は車の増え方よりもはるかに急で,こうした通信インフラ増強では追いつかなくなる可能性がある。
著者
Michelle Effros / Ralf Koetter / Muriel Médard
3人は長年にわたる共同研究者で友人どうしでもある。エフロスはカリフォルニア工科大学電子工学科教授で,2002年にはTechnology Review誌で100人の若手イノベーターの1人に挙げられた。ケッターは独ミュンヘン工科大学通信工学研究所教授で,同研究所所長。メダールはマサチューセッツ工科大学電子工学科とコンピューターサイエンス学科の准教授で,同大学情報意思決定システム研究所副所長を兼任。
原題名
Breaking Network Logjams(SCIENTIFIC AMERICAN June 2007)
サイト内の関連記事を読む
アドホックネットワーク/ネットワークコーディング/ネットワーク符号化/マルチキャストネットワーク/共有型ネットワーク/情報理論







