日経サイエンス  2006年1月号

SCIENTIFIC AMERICANが選んだ2005年のベスト50

SCIENTIFIC AMERICAN編集部

 今回で4回目となる「年間ベスト50」は,実用主義的な観点も重視しつつ,科学技術に関連する創意工夫を幅広く評価し,研究,ビジネス,政策の各側面でリーダーシップを発揮した個人や企業・団体を選出した。最優秀ビジネスリーダーはインターネット時代の情報アクセスを革新したグーグル,最優秀政策リーダーには基礎科学の研究支援に巨万の富を捧げる慈善家,F. カブリ(Fred Kavli=カブリ財団創設者)が選ばれた。

 

 日本からは,蓄電できる太陽電池を開発した桐蔭横浜大学の宮坂力教授と村上拓郎氏(現在はスイス連邦工科大学ポスドク研究員)と,脳画像をもとに被験者が注視している図形を予測したATR脳情報研究所の神谷之康研究員が受賞した。

 

 このほか,有機半導体の開発から傷ついた心臓を修復する技術まで,対象となったテーマは多岐にわたる。今回はこれら注目すべき技術トレンドごとに,受賞者の貢献を整理した。そこには,新たな研究開発,新たなビジネスへの挑戦,そして新たな政策的取り組みがあり,私たちの未来を読み取ることができるはずだ。

 

 

黄教授の「最優秀研究リーダー」選出を取り下げ

日経サイエンスは1月号掲載の「SCIENTIFIC AMERICANが選んだ2005年のベスト50」のなかでソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授を最優秀研究リーダーとして選出した部分を削除します。黄教授らの研究成果が捏造であった事実が判明し,SCIENTIFIC AMERICANは黄教授の最優秀研究リーダーへの選出を取り下げました。

SCIENTIFIC AMERICANは12月15日,自社のウェブサイトに概略以下のような記事を掲げて経緯を説明しています。
詳細はこちらをご覧ください。

原題名

Scientific American 50(SCIENTIFIC AMERICAN December 2005)

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